シルバーバックルの固定式を例に作業手順を簡単に掲載しました。
これがシルバーバックルの基になる板です。
基の板に、バックルの大きさになるように罫書きを入れて切断尾準備をします。
糸ノコで罫書き線に合わせて
切断します。
ここは一番慎重に作業を行っています。
切断が完了したらバーナーで炙り、なましをします。
なましが充分でないと後で叩き出しの時に板が割れてしまいますので、真っ赤になるまで炙ります。
あまり炙り過ぎると溶けてしまいますので要注意です。
なましが終わったら、型木に乗せ、木槌でバックルのアールになるように叩き出します。
ここで職人の腕の見せ所です。
ひとつひとつ手作業になりますので、確かに微妙に曲がりが違うこともありますが、ほぼ同じように叩き出しをしています。
4mmのシルバー丸棒をあらかじめ切断して曲げてベルトを取り付ける金具部分を制作します。
制作しておいた金具部品をバックルの板にロウ付けします。
ここで私はよく火傷します!
これはロウ付けが終わって、バックルの形になったところです。
ロウ付け後は焼けた後がありますので、バフを使って鏡面仕上げをします。
だいたい30分くらい磨かないと綺麗にはなりません。
シルバーバックルの完成です。